パラメーター変数機能は、あらかじめ任意の値や関数を設定した変数を用意し、タスク内でその変数を使用することで動的に値を設定することができます。
例えば、ワークフロー実行時にタスク内で現在日時を設定したい場合、パラメータ変数として[現在日時=CURRENT_DATETIME]を設定しておくと、タスク内で#{現在日時}と記述して現在日時を取得・設定することができます。
使用方法
パラメータ変数の作成
1.画面右上の歯車マークをクリックします
2.追加をクリックします。
3.任意の変数名と値(または関数)を入力し、設定ボタンをクリックします。
作成したパラメーター変数の指定
タスク内で #{変数名}
の形式で指定してください。
例えば、転送先(シンク) Google BigQueryでテーブル名を指定する場合は #{table}
のように指定してください。
パラメーター変数の設定仕様
関数名 | 入力条件 | 概要 |
変数 | 必須 | 任意の変数名を入力してください。 |
値 | 必須 | 任意の値、もしくはパラメーター関数を入力してください。 |
ワークフローを実行するとタスクに設定した変数は、全てパラメーター変数で指定した値(関数の場合は関数を評価した結果)に置換されます。
パラメーター関数一覧
利用できるパラメーター関数は以下になり、よく使われるパラメーター変数についてはこちらをご確認ください。
関数名 | 概要 | 例 |
CURRENT_DATE | ワークフロー実行時の日付を返します。 引数でフォーマット指定可能です。 (引数なしの場合、タイムゾーンAsia/Tokyoのyyyy-MM-dd) |
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CURRENT_TIME | ワークフロー実行時の時刻を返します。 引数でフォーマット指定可能です。 (引数なしの場合、タイムゾーンAsia/TokyoのHH:mm:ss.SSS000) |
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CURRENT_DATETIME | ワークフロー実行時の日時を返します。 引数でフォーマット指定可能です。 (引数なしの場合、タイムゾーンAsia/Tokyoのyyyy-MM-dd HH:mm:ss.SSS000) |
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CURRENT_TIMESTAMP | ワークフロー実行時のGMTとの時差+09が付与された日時を返します。 引数でフォーマット指定可能です。 (引数なしの場合、タイムゾーンAsia/Tokyoのyyyy-MM-dd HH:mm:ss.SSS000X) |
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WORKFLOW_LAST_STARTED_AT | ワークフロー前回実行開始時のGMTとの時差+09が付与された日時を返します。 引数でフォーマット指定可能です。 (引数なしの場合、タイムゾーンAsia/Tokyoのyyyy-MM-dd HH:mm:ss.SSS000X) |
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WORKFLOW_LAST_ENDED_AT | ワークフロー前回実行終了時のGMTとの時差+09が付与された日時を返します。 引数でフォーマット指定可能です。 (引数なしの場合、タイムゾーンAsia/Tokyoのyyyy-MM-dd HH:mm:ss.SSS000X) |
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DATETIME_ADD |
第一引数に指定された日付/時刻に第二引数で指定された期間を足します。
期間の種別: microsecond, millisecond, second, minute, hour, day, week, month, year |
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DATETIME_SUB |
第一引数に指定された日付/時刻に第二引数で指定された期間を引きます。
期間の種別: microsecond, millisecond, second, minute, hour, day, week, month, year |
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WITH_DAY_OF_MONTH | 第一引数に渡された日付/時刻をその月の指定された日に変更します。 |
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RAND | 0~1のランダムなfloat数値を返します。 引数は取りません。 |
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GENERATE_UUID | UUIDを返します。 引数は取りません。 |
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注意項目
パラメーター関数は、パラメーター変数の設定内でのみ利用することが可能です。 ワークフローのタスク内で直接設定することはできません。